過去と現在~前編~
昨日はバイトのオープン作業をしてから、
サークルの卒業イベントの練習のため渋谷の宮下公園に長時間滞在していました。
花粉にやられまくっている日々です。おはようございます。
さて今回は最近やたら話題に出る(自分の周りで、ですが)今を形成していると思われている
”過去”についての話をしようかなと思います。
内容からして、大部分がアドラー心理学のお話になってしまいますが、悪しからず。
さて、みなさんは過去と聞いて何を想像するでしょうか?
過ぎ去ったもの
もう変えられないもの
遠い昔の思い出
今の自分を形成しているもの
いろいろあると思いますが、どれも間違いではありません。
人の数だけ答えがあっていいと思います。
その過去の中で、
嫌な思い出
トラウマ
後悔
などは思い当たりますか?
思い当たらなかった人…。
きっと今が充実しているのだと思います。
思い当たった人…。
そんなものはないと思ってみましょう。
一体どういうことなのかというと、アドラー心理学の考えでは
過去を否定します。
いや、過去は全く関係ないって…。
ここまで言い切られると、自分もさすがに困惑するというか…。
それも、まだ理解しきれていない証拠なのでしょうけれども。
それは置いといて、トラウマや、過去にこんなことが起きたから
今は何かができない、したくない、という考えを否定するところまではわかります。
なぜトラウマが否定されるのか。
それは、過去に起こった出来事が直接関係しているのではなく
今の自分がどうしたいか、それによって過去の出来事を持ち出している
ということになるからです。
一体どういうことなのか。
考え方としては
過去にこんなことがあったという原因からこういうことはしたくないのだ
ではなく
こういうことはしたくないという目的があり、その目的を達成するために
それはこんなことがあったから、という過去を持ち出し利用している
ということです。
これを、前者は原因論、後者は目的論といいます。
ややこしいですね。
分かりやすい例を出してみましょう。
Aさんに中学時代いじめられていた。だから自分はAさんが嫌いだ。
これは原因論。
Aさんのことが嫌いだというものが前提にあり、理由をつけるとするとAさんに中学時代いじめられていたという過去があるから。
これが目的論です。
原因論は、過去の出来事があるから、現在こうだ。
で終わってしまうのに対し、
目的論は、過去は全く関係ないと考えるので、残るのはAのことが嫌いだというもののみとなります。
そこが目的論の難しいところなのです。
過去がこうだから、という言い訳ができない。
現在がこう、ならばこれからどうするかというところにしか焦点が当たらないのです。
それもそのはず。
どちらも共通して、過去は変えられないのですから。
これはなかなか難しい思想です。
どうしたって賛否両論。
言ってしまえば半数以上の人が拒絶してしまうでしょう。
それは自分にはどうしようもできません。
ですがどうか、はなから拒絶してしまうのではなく、暇なときにでも目的論で考えてみてください。
きっともやもやしていたものが解消されたり、少しだけ楽になるかもしれません。
もしかしたらそれだけじゃ楽にならないかもしれません。
それも含めて、これからどうするか、を決められるのはあなた自身だけなのです。
結局のところ、過去に捉われて今を楽しめないのはもったいないでしょ!ということですね。
いや、そんなに軽いものではないかもしれませんが。わら
まあ、今日のところはこれまでにしておきましょう。
次回は目的論も踏まえて過去について”キッカケ”という視点で考えてみたいと思います。
今回もまた、どう思うかは人それぞれの価値観ということで。
それではまた次回。
https://syuukatuseiarekore.blogspot.com/2017/03/blog-post_10.html過去と現在~前編~
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